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2025.04.17

看護学校の入試で行われた実技試験(5)『聞き取りテスト(エボラ熱についての話やアウグスティヌスの話など、音声が5分間流れて、メモに取る)』

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看護学校の入試で行われた実技試験(5)

⁻『聞き取りテスト(エボラ熱についての話やアウグスティヌスの話など、音声が5分間流れて、メモに取る)』

看護学校の入試では、筆記や面接に加えて実技試験が行われることがあります。中でも「聞き取りテスト」は、医療現場での“記録力”や“コミュニケーション力”の素地があるかを測るための、重要な評価ポイントです。

今回ご紹介するのは、実際に出題された「5分間の音声を聞き、内容をメモに取る」実技試験です。ここでは試験の意図や準備の仕方、当日の注意点などを詳しく解説していきます。

●この実技試験の目的

聞き取りテストの主な目的は、「音声情報を的確に捉え、整理し、文字として書きとめる力」を見ることです。 医療現場では、患者さんの訴えをそのまま記録する「ナラティブ」な要素も大切にされます。また、医師やチームメンバーとの情報共有の場でも、聞いた内容を漏れなく正確に記録するスキルが必要不可欠です。
この試験では、専門的な内容(例:エボラ熱などの感染症の説明、哲学者アウグスティヌスの話など)が流れ、それをメモに取ることが求められます。内容の理解だけでなく、集中力、迅速な行動、そして語彙力や表現力も問われる試験です。

●この試験に備えて

実技試験に備えるためには、「聞いて、まとめて、書く」力を養うことが大切です。以下のような練習が有効です。

・ ニュース音声や講義を聞いてメモを取る練習
NHKラジオやYouTubeなどで5分程度の解説音声を聞き、聞き取った内容を要約して書く練習をしてみましょう。最初は全文書こうとせず、「キーワード」「数値」「因果関係」を中心に記録してみるとコツがつかめます。
・ 簡潔で読みやすい文字で書く練習
自分だけが読めるメモではなく、「他人が読んでも内容が伝わるか」が重要です。特に看護師の現場では、誰が読んでもわかる記録を残すことが求められます。丁寧で分かりやすい日本語で書くことを意識しましょう。
・ 聞き取りづらい場面の想定練習
医療現場では、赤ちゃんから高齢者まで、さまざまな人の話を聞き取る必要があります。滑舌が悪かったり、外国語なまりがあったり、小声だったりすることも。そうした状況でも、最後まで集中して聞く姿勢があるかどうかが、この試験では評価されます。

●実際の試験ではここに注意

当日、音声が流れたら「最初から最後まで集中して聞く」ことを心がけましょう。聞き逃した部分を焦って書こうとすると、かえってその後の内容も聞き逃してしまいます。慌てず、キーワードや大事な数字、名前などを確実に押さえましょう。 また、聞いた内容を「そのまま書く」だけでなく、「どう整理して書くか」もポイントです。話がA→B→Cの順に進んでいたら、メモもその流れを守るとわかりやすくなります。

後から読み返しても内容が思い出せるように、簡潔で整った記述を心がけましょう。

●まとめ

聞き取りテストは、「医療現場での記録力・情報処理力」の基礎を評価するための試験です。看護師として働く上で、聞いた内容を正確に記録し、他人と共有する力は不可欠です。

この試験を通して、看護師として必要な姿勢やスキルをあらためて確認する良い機会とも言えます。普段からの聞く力・まとめる力を意識し、しっかりと備えて本番に臨みましょう。

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