2025.04.13
⁻『赤十字の活動に何か参加されたことはありますか?(例えば献血など)』
看護大学や看護学校の入試面接では、志望理由や自己紹介だけでなく、「赤十字の活動に参加したことはありますか?」という、少し具体的で特色のある質問がされることがあります。
特に、赤十字看護大学や赤十字の看護専門学校を志望している受験生にとっては、よくある質問のひとつです。
献血、災害ボランティア、講習会の受講など、自身の経験や興味を振り返ってみましょう。
● 質問の意図 |
この質問の背景には、単に「赤十字のことを知っているか?」という確認だけでなく、「あなたが赤十字の精神に共感し、それを実際に行動に移してきたか?」という点が見られています。
赤十字の学校では、ナイチンゲールの理念を引き継ぎ、人道的な姿勢を大切にしています。そうした赤十字の価値観に共感し、主体的に行動している人かどうかを確認したいのです。
●赤十字の活動とその意義 |
赤十字社は、戦場で傷ついた人々を敵味方なく救ったアンリ・デュナンの精神に基づき、世界中で人道支援を行う組織です。日本赤十字社は、災害時の医療支援、血液事業、救急法や防災の講習会など、幅広い活動を展開しています。
特に以下のような活動に触れておくと、面接でも話が広がるかもしれません:
献血(継続的に行っているとアピールにも◎)
災害ボランティア活動
救命講習の受講 海外医療支援への興味
地域でのイベントや啓発活動の手伝い
これらは、赤十字の基本理念である「人道」「公平」「中立」などに根差しています。
●将来の進路と関わり方 |
赤十字の看護学校に入るということは、将来的に赤十字病院に就職する可能性も十分あります。全国にある赤十字病院は、災害時の即応体制や国際的な派遣活動にも強く、看護師として成長できるフィールドが広がっています。
「赤十字病院に就職して、災害支援や海外派遣看護師として活躍したい」
「地域の献血活動や健康講座など、地道な支援に関わりたい」
など、自分なりの将来像を語れると、自分の看護観と赤十字の理念がどのようにつながるかをアピールできます。
●面接での答え方のポイント |
活動経験がある場合は、「何をきっかけに」「どんな思いで」「そこから何を学んだか」を具体的に伝える。
経験がない場合でも、「これからどんな形で関わりたいか」「どの活動に関心があるか」を誠実に話すことで問題ありません。
ナイチンゲールの理念や赤十字の設立の背景を調べておくと、より深みのある返答ができます。
●まとめ |
赤十字の看護学校では、「知識」や「技術」だけでなく、「赤十字の精神を理解し、行動に移せる人材か」が重視されます。 面接では、赤十字の活動に関する質問を通して、あなたの人柄や価値観、そして行動力が見られています。
ぜひ、「献血を通して、人の役に立てることの喜びを知った」など、自分の経験を振り返りながら、誠実に・等身大の言葉で語ることを意識してみてください。
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