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2025.04.10

看護学校の入試で出た小論文・作文のお題(10)『おむすびとおにぎりの違い(900字・120分)』

看護学校の小論文試験おむすびとおにぎりの違い』の画像 京都の看護予備校アルファゼミナール

看護学校の入試で出た小論文・作文のお題(10)

⁻『おむすびとおにぎりの違い(900字・120分)』

『おむすびとおにぎりの違い』ってどう書けばいいの?

「えっ!?それ、看護と関係あるの…?」
看護学校の小論文で、まさかのテーマに出会ってしまった、そんな受験生もいるかもしれません。
今回ご紹介するお題は、「おむすびとおにぎりの違い」。
900字・120分というじっくり考える時間を与えられた中で、あなたならどんな文章を書きますか?
この問題は、意外にも深く、そして大切なメッセージを含んだ出題でもあります。

●おむすびとおにぎりの違い

まずはテーマとなる「おむすび」と「おにぎり」の違いについて。
実は、明確な違いは定義されていないとも言われていますが、語源や地域性、文化の違いなど、いくつかの説があります。

・「おむすび」は「結ぶ」が語源で、山の形(三角形)をしていることが多く、神様とのつながりや感謝の意味を込めて作られてきました。
「おにぎり」は「握る」ことが語源で、形は丸でも三角でも自由。家庭で日常的に作られる食べ物という印象があります。

つまり、「おむすび」は文化的・精神的な側面が強く「おにぎり」は日常的・実用的な側面が強いと捉えることもできます。 (※1)

●なぜこのお題が出されたのか

看護や医療と関係がなさそうなテーマで「どう書けっていうの!?」と戸惑う人もいるでしょう。
でも、実はこうした突飛なテーマは、「正解のない問いにどう向き合うか」という力を試しているのです。
看護の現場では、常に「これが正解」という場面ばかりではありません。 患者さん一人ひとりの思い、価値観、生活背景は違い、答えは一つではないからです。

そのような世界で働くために、「自分の頭で考えて、自分なりの答えを出す力」を持っているかが試されています。

●小論文を書く際のポイント

このようなテーマに出会ったら、まず「わからない」とパニックになるのではなく、自分の知っている知識や感覚を丁寧に棚卸ししてみることが大切です。
・「おむすび」と「おにぎり」に対する自分なりのイメージや思い出
・家庭での呼び方、地域性の違い
・「むすぶ」と「にぎる」という動作から連想されること
・文化や言葉の大切さ、看護と結びつけられる視点(たとえば、“結ぶ”という行為から人と人とのつながりを考える、など)

900字であれば、「違い」だけでなく、そこから連想される価値観や人との関係性、文化への敬意などを盛り込むことで、内容に深みが出ます。

●どうしても書けない人へ(どうしたらいいの?)

それでも、「全然思いつかない…」という人もいると思います。
そんなときは、まず“書けない自分”を受け入れることから始めましょう。 そして、考えたことをメモにしてみるのです。 なんでこのお題に戸惑ったのか? 自分にとって「おむすび」「おにぎり」はどういう存在か? “違いがない”ということ自体が、大切なメッセージなのかも?

たとえ完璧な文章でなくても、“自分なりに向き合った跡”が見える文章は、面接官や採点者の心を打ちます。

●まとめ

「おむすびとおにぎりの違い」という一見ふしぎなお題は、自分の言葉で世界を捉える力、そして人と人とのつながりを考える視点があるかどうかを問う、実に奥深いテーマです。

正解はありません。けれど、あなたなりの“答えに向かう姿勢”を、言葉にしてみてください。 それがきっと、看護師・助産師への第一歩につながります。

(※1)オリーブオイルをひとまわし『おむすびとおにぎりの違いとは』

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