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2025.04.09

助産学校の入試の面接で聞かれた内容(4)『最近の気になるニュースは何ですか?』

助産学校の面接『最近の気になるニュースは何ですか?』の画像 京都の看護予備校アルファゼミナール

助産学校の入試の面接で聞かれた内容(4)

⁻『最近の気になるニュースは何ですか?』

面接で聞かれる「最近の気になるニュース」どう答える?

助産学校の面接でよくある質問のひとつに、「最近の気になるニュースはありますか?」というものがあります。
一見すると雑談のようにも思える質問ですが、そこには面接官の鋭い視点と目的が込められています。
普段からニュースに関心を持ち、社会や医療の動きに目を向けているか。そして、自分の考えを持ってそれを語れるか。 この質問には、そんな姿勢を問う意図があるのです。

今回はこの質問の背景や、答える際のポイント、助産師志望の受験生として注目したいニュースの例などを紹介します。

●この質問、何のために?

面接官が「最近のニュース」を聞くのは、主に次のような意図があります。

・社会や医療に対する関心があるか
・日頃から情報収集を行っているか
・そのニュースに対して自分の意見を持っているか


助産師は妊産婦さんの身体や心のサポートをするだけでなく、家庭や社会背景にも目を向ける必要のある職業です。 そのため、単に「ニュースを知っている」だけでなく、「そのニュースをどう捉えたか」「自分はそこから何を考えたか」までを語れると、とても好印象です。

●面接官は何を見ているのか

この質問の裏で面接官が見ているのは、いわば「情報に対する感度」と「人柄の広がり」です。
例えば、最近話題になった「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」の利用状況や、設置をめぐる議論を取り上げると、

・命を守る最終手段としての意味
・利用者の背景(予期せぬ妊娠、経済的困窮など)
・社会的な偏見や制度の未整備への視点


こういったテーマに対し、「自分ならどんな支援ができるか」「助産師としてできることは何か」を語れると、助産学校の受験生として非常に好ましい姿勢と言えるでしょう。

また、出生率や少子化といった人口動態に関するニュースもおすすめです。
「出生率1.20(2023年)」「合計特殊出生率は過去最低」など、具体的な数値を押さえた上で、自分なりの考えを述べましょう。

●実際に面接試験に臨む際のポイント

受験当日、突然このような質問をされても慌てずに済むように、次のような準備をしておくと安心です。

・気になるニュースを1〜2本ピックアップしておく
・なぜそれが気になったか、自分なりの理由を考えておく
・自分が将来目指す助産師の姿と、どう結びつくかを考える


たとえば、「最近、妊婦健診の未受診が増えているという記事を見て、妊婦さんが制度や支援を知らずに孤立してしまう状況に危機感を覚えました。私は将来、地域と連携して、どんな人でも安心して妊娠・出産を迎えられるよう支援できる助産師になりたいと思いました」といった回答ができると、非常に説得力があります。

●まとめ

「最近のニュースは?」という質問には、答えに正解はありません。
大切なのは、社会に関心を持ち、自分の将来とどう結びつけて考えているかという点です。

助産師は、命の誕生に寄り添うと同時に、妊産婦さんや赤ちゃんが暮らす“社会”にも関わっていく仕事です。
その第一歩として、日々のニュースを「自分ごと」として捉える姿勢を持ちましょう。
新聞やネットニュースの見出しを少し気にするだけでも、面接での受け答えがぐんと深まりますよ。

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