2025.04.07
⁻『働きながら受験勉強はどうやってしていたのですか?』
● 質問の意図 |
この質問は、一見すると「どのように勉強していたのか?」というシンプルな問いに思えますが、実はその背景にいくつかの意図が隠れていることがあります。
たとえば──
「どのくらい本気でこの受験に臨んでいたのか」
「時間の使い方や工夫をしてきたのか」
「入学後もやっていける体力や気力はあるか」
…こうしたことを見極めようとしている可能性があります。
また、面接官が「あなたのこれまでの努力や生活の様子を知りたい」という気持ちで、自然に尋ねる場合もあります。これは圧迫質問ではなく、むしろ会話を広げるための入り口とも言えるでしょう。
●面接官は何を見ているのか |
この質問に対して、ただ「夜に30分だけ勉強していました」といった一言で終わってしまうと、「その程度で受験してきたの?」と思われてしまう可能性も。大切なのは、どんな生活の中で、どんな工夫をして勉強時間を確保してきたのかを、きちんと自分の言葉で伝えることです。
たとえば、
・仕事を終えた後、毎日○分間は机に向かった
・休みの日は集中できる環境で過去問に取り組んだ
・移動時間を使って録音した自分の音読を聞いていた
・家事や子育てと両立しながら、週ごとの目標を立てた
こうした話ができると、「この人は計画性がある」「限られた時間でも工夫して努力できる人だ」と面接官は感じ取ります。
また、「在学中は仕事ができなくなりますが、そのあたりは大丈夫ですか?」といった質問に繋がることもあります。看護学校はとても忙しく、日々の課題や実習も多いため、サポート体制があるかどうかも大切な判断材料です。
●実際に面接試験に臨む際のポイント |
この質問がきたら、チャンスだと思ってください。自分の努力や苦労、工夫を伝えられる貴重な場面です。
以下のような視点で話を組み立ててみましょう。
さらに、塾や予備校に通っていた人は、それを素直に伝えれば「志望の強さ」が伝わりますし、独学だった人は「自分で計画を立てる力」「継続する力」をアピールできます。
●まとめ |
「働きながら受験勉強はどうやっていたのか?」という質問は、あなたの努力を知ると同時に、看護学生としてやっていけるかどうかを見極めるための大切な問いです。
完璧でなくてもいいのです。「忙しい毎日の中でも、少しずつでも努力を積み重ねてきた」ことを、自分の言葉で伝えることが何より大切。そこにはきっと、あなたなりの誠実さや、看護の道を目指す強い気持ちがにじみ出てくるはずです。
ぜひ、面接本番でも自信を持って語ってくださいね。がんばってきた日々こそが、あなたの何よりの“履歴書”です。
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