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2025.04.06

看護学校の入試で行われた実技試験(2)『大きな布を三角に折りたたむ』

実技試験『大きな布を三角に折りたたむ』の画像 京都の看護予備校アルファゼミナール  看護大学・看護学校・助産学校・保健師学校受験対策

看護学校の入試で行われた実技試験(2)

⁻『大きな布を三角に折りたたむ』

この「布を三角に折りたたむ」という一見シンプルな課題は、実は看護技術の基本である"ベッドメーキング"と深く関わりがあります。実際の医療現場では、シーツやタオルを清潔に、かつ効率的に扱うことが求められます。

● 実技試験の目的とは?

このような実技試験の目的は、受験生の慎重さ、丁寧さ、巧緻性(細かい作業の能力)、手先の器用さ、集中力を確認するためです。 医療現場では、指示に忠実かつ正確に従う姿勢が求められます。看護師は、薬の投与や医療器具の準備、患者のケアなど、小さなミスが命に関わる場面に日々直面します。 このような実技を通じて、「面倒でも一つ一つの作業を丁寧にできるか」「集中して決められた手順を守れるか」を見ているのです。

また、単なる器用さだけでなく、「丁寧さ」「清潔感への配慮」「手順の正確さ」「焦らず落ち着いて行動できるか」といった点も見られています。つまり、看護師としての適性の一部を、この動作から読み取ろうとしているのです。

では、実技試験にはどのように臨めばよいのでしょうか。

●実際に実技に臨む際のポイント

日常生活で布団や毛布をたたむ機会はあっても、「大きな布を三角に折る」ことは意外とありません。広げ方や角の合わせ方、空気を抜くような押さえ方など、慣れていないと意外と手間取る作業です。

「布を三角に折る」という行為は、例えば以下のような場面で必要になります:
・ベッドメーキングで毛布やシーツを整える際
・三角巾を折って応急処置をするとき
・清拭や包布として布を準備するとき
など、看護・医療のさまざまな場面で基本動作となるのです。

試験では、きれいに折り目が揃っているか、途中で布を落としたりせず慎重に行動しているか、慌てず丁寧に作業できているかが評価されます。スピードよりも丁寧さ、落ち着きが大切です。
練習の際は、実際に大きなタオルやシーツを使って折ってみるのが効果的です。「自分ではうまくできているつもり」でも、いざ人に見られるとなると緊張で手順が曖昧になることもあるので、事前練習がおすすめです。

●まとめ

「布を三角に折る」という実技は、シンプルに見えて看護の基本が詰まった課題です。器用さを見るためだけでなく、丁寧さ、落ち着き、手順の正確さといった“看護師としての土台”をチェックする意図があります。

あらかじめ練習し、試験本番では焦らずゆっくり丁寧に取り組むことが大切です。単純な作業ほど、気持ちの余裕や誠実な姿勢が伝わるもの。しっかり準備して、自信を持って臨みましょう。

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