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2025.04.06

看護大学・看護学校の入試のグループ討論で出されたお題(3)『高齢者が暮らしやすいのは都会か田舎か(都会派・田舎派に分かれて討論)』

高齢者が暮らしやすいのは都会か田舎かのディスカッションの画像 京都の看護予備校アルファゼミナール  看護大学・看護学校・助産学校・保健師学校受験対策

看護大学・看護学校の入試のグループ討論で出されたお題(3)

⁻『看護大学・看護学校の入試のグループ討論で出されたお題『高齢者が暮らしやすいのは都会か田舎か』

看護系学校の入試では、小論文や面接に加えてグループ討論(集団討論)が行われることがあります。今回は、実際に出題された「高齢者が暮らしやすいのは都会か田舎か」というテーマを取り上げ、グループ討論対策としてどう向き合えばよいかを解説していきます。

●都会・田舎に住むメリット・デメリット

このテーマは、どちらかが一方的に「正しい」と言えるものではありません。それぞれの良さと課題があります。

都会に住むメリット
・交通機関が充実しており、高齢者が車を運転しなくても生活できる
・医療機関が多く、専門医にかかりやすい
・スーパーやコンビニが多く、買い物に困らない

都会のデメリット
・人間関係が希薄になりがちで、孤立しやすい
・交通量が多く、事故のリスクも高い
・犯罪など治安の不安もある

田舎に住むメリット
・自然豊かで健康的な生活がしやすい
・地域のつながりが強く、困ったときに近隣住民が助けてくれる
・農作業などで生涯現役として暮らす方も多い

田舎のデメリット
・公共交通機関が少なく、移動が困難 ・医療機関が少ないため、通院が大変
・買い物が不便で、免許返納後の生活が厳しい

●グループ討論の進め方

このようなお題では、無理に「都会がいい」「田舎がいい」と結論づける必要はありません
試験官が見ているのは、
・相手の意見をきちんと聞いているか
・自分の意見を分かりやすく伝えているか
・討論を通じて何かを学ぼうとする姿勢があるか

という点です。

もし途中で討論が停滞したり意見が対立してしまったら、 「それぞれにメリットがありますね。どんな条件のときにどちらが適しているかを話してみませんか?」 などと話を整理したり提案したりする姿勢が評価につながります。

●結論のまとめ方

このテーマは白黒つけづらい問いです。だからこそ、まとめ方が大事です。
「都会・田舎それぞれの良さがあり、どちらが暮らしやすいかはその人の健康状態や生活背景による」
「今後は医療や交通インフラの格差を減らして、どこに住んでも高齢者が安心して暮らせる社会が求められる」
というような中庸的な結論や、将来に向けての提案型のまとめは説得力があります。

また、医療職を目指す者として、地域医療の課題平均寿命と健康寿命の差にも触れるとより深みのある発言になります。

●まとめ

グループ討論では「知識量」だけでなく、「伝え方」「聞く姿勢」「協調性」「柔軟性」が見られています。
たとえば「私は田舎の方がいいと思っていましたが、都会のメリットも多いと感じました」といった学びの姿勢を見せる発言は好印象につながります。

結論が出づらいテーマでも、焦らず、周囲との意見交換を楽しむ気持ちで臨みましょう。あなたの態度や姿勢が面接官にしっかり届くはずです。

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