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2025.04.06

助産学校の入試の面接で聞かれた内容(2)『いつ頃から助産師になりたいとか考えていましたか?』

面接『いつから助産師を目指していましたか』の画像 京都の看護予備校アルファゼミナール

助産学校の入試の面接で聞かれた内容(2)

⁻『いつ頃から助産師になりたいとか考えていましたか?』

助産学校の面接試験では、「なぜ助産師を目指しているのか」と並んで、「いつ頃から助産師になりたいと考えていましたか?」という質問がよく出題されます。今回はその意図や回答のコツについて、実際の受験対策として解説していきます。

●質問の意図

この質問は、一見すると単純に「タイミング」を聞いているように思えるかもしれませんが、実は受験生の志望の厚さや計画性を見極める意図があります。 助産師になるには、まず看護師の資格が必要であり、そのうえでさらに1年間、専門的かつ厳しいカリキュラムをこなす必要があります。
途中で気持ちが揺らいでしまっては乗り越えられません。そのため、「いつから助産師を目指していたのか」を通じて、どれだけの期間熱意を持って準備してきたかを探ろうとしているのです。

●面接官は何を見ているのか

助産学校の面接官が重視しているのは、単なる「思いつき」や「なんとなく」ではなく、強い動機と継続した意志です。 「子どもの頃から助産師になりたかった」という回答が必ずしも有利とは限りませんが、長く思い描いてきた人は、将来像も具体的で、学費や進学ルートについても計画的に準備していることが多いです。
また、実際には「母性看護学の実習で出会った助産師さんに感銘を受けた」「出産の現場に立ち会って、自分もそのサポートをしたいと思った」というように、看護学生時代に志望が固まった人も多いはず。その場合でも、その出来事がどれほど自分の考えや生き方に影響を与えたかを丁寧に語ることができれば、十分に説得力のある答えになります。

●実際に面接試験に臨む際のポイント

まずは、自分の志望の「原点」に立ち返ってみましょう。子どもの頃の経験、家族の出産、学校での実習、アルバイトでの出会い——どこかに「助産師になりたい」と思うきっかけがあったはずです。それを具体的なエピソードと共に語れるように準備しておくと安心です。

よくある失敗として、「急に思い立ったように思われてしまう」回答があります。例えば、「実習で感動したので」とだけ述べると、それ以前の準備が見えず、浅く感じられてしまう可能性があります。たとえ最近の出来事がきっかけだったとしても、「それ以来、毎日関連する本を読むようになった」「〇〇病院の母子支援について調べるようになった」など、行動の積み重ねを見せることが大切です。
また、学校側は「どんな困難にも粘り強く取り組める受験生」を求めています。たとえ今年合格できなくても、「来年も挑戦したい」「この道しかない」という覚悟を見せることも、面接では大きなプラスになります。

ちなみに余談ですが、「はい、私が母のお腹にいるときに助産師さんの働きぶりを見てなろうと心に決めました」と言ってしまった受験生がいたそうです…。緊張のあまり口を滑らせてしまったようですが、会場が和んだとか。リラックスして、等身大の自分で臨みましょう!

●まとめ

「いつから助産師を目指していましたか?」という質問は、あなたの“熱意の深さ”と“継続性”を探る大切な問いです。 子どもの頃からの夢でも、実習で出会った感動でも、どちらであっても大丈夫。ただし、その後の自分の行動と覚悟が伝わるように、自分の歩みを自分の言葉で語ることがポイントです。

どんな質問でも“原点”に立ち返れば、あなたらしい答えが見えてきます。焦らず、素直に、そして情熱を持って語れるよう、準備をしておきましょう。

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